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イベント
アジア社会心理学会2009への参加~インド体験記~ 報告者:塚本早織
ついにインドへ行ってきました。タージマハルにも行けました。そこでのガイドさんの名言を紹介したいと思います。”There are only two kinds of people in the world: The ones who have seen Taj Mahal and the ones who have not.” …というわけで、タージマハルに行く機会に恵まれた浅井さんと私は、「あっち側の人」になりました。いつか研究で悟りを開けるという暗示でしょうか?
インドでの食事は、さまざまなカレーの種類から好みのものを選ぶというスタイルでした。野菜、チキン、ラム、豆腐などの種類から選ぶことができました。そうです、どれを選んでも「カレー」だったので、選択肢はあるようでなかったのです。不思議と体調は良好でした。唐沢ゼミメンバーの頑丈さを証明できました。移動は主にリャクシャーというバイクタクシーで行いました。学会終了までには料金の値切り方のコツも掴めましたし、排気ガスや光化学スモッグで肌がベタベタになることにも慣れてしまいました。刺激たっぷりの数日間でした!
しかし、旅行に行ったわけではないことをお断りしておきます。学会では口頭発表をさせてもらいました。ニュージーランドのLiu先生のもと、セッションは和やかに進められ、カナダ、インド、オーストラリアで行われている集団間関係に関する研究が紹介されました。学会全体を通しても、多民族アイデンティティや民族間葛藤など、歴史的・政治的に問題となっている事象が研究対象である場合が多い印象を受けました。「多様性の国」インドならではの、民族色豊かな学会だったのではないかと思います。