University of California, Santa Barbara 留学日記(その1) 報告者:菅さやか | 名古屋大学情報学研究科 心理学講座 唐沢研究室

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University of California, Santa Barbara 留学日記(その1) 報告者:菅さやか

2008年10月6日に日本を発ち、アメリカ合衆国カリフォルニア州にやってまいりました。 目的は、University of California, Santa Barbara (UCSB) で5ヶ月間研究を 行うためです。UCSBでの受入研究者は、文化心理学がご専門のHeejung Kim先生。 彼女の文化心理学的研究は非常にバリエーション豊かです。私は、「ステレオタ イプ情報の記述に用いられる言語表現が、認知に与える影響」について、彼女と 共に文化の違いを検証しようと考えています。

UCSBの心理学部には、他にも社会心理学のビッグネームがたくさんいらっしゃい ます。David Hamilton, Diane Mackie, Brenda Major, David Sherman…まだま だ他にもたくさんの有名な先生方がいらっしゃいます。初めて先生方のOfficeが 並んでいる建物に入ったときは、ドアプレートを見ただけで、緊張してしまいま した。

また、UCSBでは、たくさんの講演会やワークショップが開かれているようで、昨 日は、James Pennebaker による講演会に参加してきました。その講演会は、かつ てUCSBのコミュニケーション学部で教鞭をとり、2004年に亡くなった社会心理学者 James BradacのMemorial Lectureとして開かれたものでした。

Pnnebakerの発表は、”What our words say about us: Language and Personality” というもので、言語分析を行っている私にとっては、非常に興味深いものでした。 そして、講演会で配られたパンフレットには、James Bradacについての記述があり、 私はそこで初めて、彼が重い病にかかりながらも、亡くなる間際まで研究や執筆を 続けていたことを知りました。

それを知り、UCSBで私が過ごす時間を少しでも無駄にしてはいけないと、改めて 感じました。

青い空のもと、青い海の近くで、誘惑にも負けず、5ヶ月間充実した時間を過ごし たいと思います。

(2008年10月 記)

Department of Psychology
Isla Vista beach

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